聞いてもらえる声とは
先日、運転免許の更新に行ってきました。
フロアにはテレビモニターがあり、警察の番組(?)が流れていました。
番組は地域ニュースのような構成で、女性アナウンサーと男性アナウンサーが会話形式で進行しています。
女性は声のトーン、抑揚などが一定でありながらも感情も表されています。
対して男性は声のトーンはなんだか重く、抑揚がなく一本調子で、感情が出てきません。
聞いていて、女性の相づちばかりが印象に残り、男性が詳細な説明をしていますが、全く内容が入ってきません。
正直、何の話をしているのかわからないのです。
女性はプロの方かもしれません。
男性は警察官の方なのでしょう。
モニターを見ているうちに、受付が開始されました。
そこに年配の職員の方がきて、更新の流れを説明してくれました。
マイクを使わずに100人以上はいるであろう人だかりを前に、大変ハキハキとクリアな声と発音で明瞭に説明してくださり、そこにいた全員がしっかりと聞いていました。
女性、警察官、職員の方は何が違うのでしょうか。
声のトーン、抑揚、滑舌ももちろんありますが、決定的に違うのは息の出し方、呼吸です。
女性と職員の方は呼吸が深く、警察官の方は明らかに浅いのです。
イメージになりますが、息は身体の中心を通ります。
息という身体の幹が太いほど、芯のある声が出てきます。
表情も明るくなりますので、声のトーンが重くはならず、適度な抑揚がつきやすくなります。
おそらく警察官の方は、話さなければならないシナリオを間違えずに言う事で頭がいっぱいになり、緊張していたのでしょう。
画面で見た感じでは身体の大きそうな方でしたが、息が細くて表情もかたく、抑揚もないために何の話をしているのかわからなかったのです。
身体の中心を通る息という幹。
太いほどに根もしっかりはり、相手が聞こうと思う声が出てきます。
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