必ず自分のモノになります
話す声、歌のレッスンをする時に私は頻繁に
「意識してくださいね」とお話しします。
これまでの習慣が表れている自分の声は、
「好き、嫌い」とジャッジしていても、
「どういうところが」好きで嫌いなのか敢えて言葉にできる人は少ないです。
そのような状態で自分の声を「どのように」変えていくと良いのかは全く見えてきません。
そのために私のような声の専門家からのアドバイスが必要なのです。
不思議なことに、ご自身の理想の声を伺うと、その人には理想の声の要素があるのです。
どこかで自分に近い声を「良い声だ」と判断しているのです。
「モテ声になりたい!」とおっしゃるAさん。
理想は低音でクリアな声だそう。
周りで聞いていた人達は、「既にそういう声ですよ」とAさんに伝えます。私もそう感じます。
たしかにAさんは既に理想に近い声でお話しされます。
しかし、所々で急に高い声が出るのです。
高い声がいけない訳ではありませんが、Aさんの場合、緊張したり気持ちが昂ぶると呼吸が浅くなって、急に声が高くなります。
そうなるとAさんは「ダメだ…」と落ち込んでしまうようです。
私はAさんに、
同じ息の量で最後まで話すこと
を意識してもらうようにしました。
途端に芯のある、低音でクリアな声が出せるようになりました。そして
意識してくださいね!
とお伝えしました。
良い声に変わったのは自分の耳がしっかり聞いて覚えています。
それとは違う声が聞こえた時は、自分ではっきりとわかります。
あの声にするには…そう!息です。
始めの頃はしっかり意識しないと覚えた良い声にならないでしょう。
少し大変かもしれません。
でも必ず習慣になって、当たり前に変わるのです。
どうぞ諦めずに意識し続けてみてください。
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