一人でお仕事する人の声
「仕事が詰まってくると一日中、誰とも話さないんです。」
フリーランスの方からご相談を受けました。
ご自宅での作業がほとんどで、全く声を出さないそうです。
「一区切りついてクライアントさんに電話をすると全く声が出なくて。何しゃべっているのか自分でもわからなくなるんです。」
寝起きの声と同じような感じ、というとイメージしやすいでしょうか。
私もこの方との電話で「ごめんなさい、おやすみ中でしたか?」って聞いてしまう声のことがあります。
声を出すのに喉だけ使っているわけではありません。
むしろそれほど使っていません。
声帯は自分の意思では動かさないのですから。
声を出す時に大切なのは息。呼吸です。
そして、息の流れに乗せた声に表情をつけるのが顔。
顔?そうです。顔です。
声がうまく出ないと感じる人、
なんとなく暗い雰囲気の声の人、
抑揚がない人、
こういう方のほとんどは顔が動いていません。
特に目の下、ほお骨の辺りが全く動かないのです。
ニコッと笑うと目が細くなって頰が上がりますよね。
ここが自在に動く人の声は明るく抑揚があります。
このフリーランスの方はお仕事に集中するあまりに顔が全く動かさない日が続いていました。
そして急に声を出そうとしても気持ちばかりが前に出て、体の準備が整っていなかったのです。
朝一番、オフィスで挨拶をする時、
大切なクライアントさんとお話する時、
初めてお会いする方への第一声の時、
少し前に鏡を見てニコッとしてみてください。
良い笑顔は良い声に、
良い声は良い印象に繋がっていきますから。
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