みんな❗️僕を好きになってください❗️
「同業者や後輩達を前に話するのってすごく緊張するんですよ」
40代から50代の会社員の男性のお悩みあるあるです。
私も歌う時は大きなホールよりも、小さな場所でお客様との距離が近いのは緊張しました。
ましてやそこに同業者の友人が体育座り(お山座りっていうのかな?)なんかでいられたら、もうどこを見ていいのかわからないし、どう思われているのか気になり出したら演奏どころではなくなるし。
ピアノはもっと緊張しました。
客席に対して横を向いて、視線だけはやたらと感じるのに、お客様の反応は見えないからです。
話を戻すと、この年代の方、物怖じしない20代の方を本当に羨望の眼差しで見ています。
「何がこんなに違うんだろう。コイツ大物だなぁ」って。
「話をする時に『こうしたい』とか『こうしなくてはいけない』と思うことはありますか?」
と聞くと、
「はい、『面白い事言わなきゃな』『為になる真面目な話もしなきゃな』『みんなどう思うかな』『俺は大丈夫かな』…」
山ほど想いが出てきます。
こんな風に書き出してみると良くわかりますが、これ全部相手に委ねていますよね。
それに、私の質問に答えているようで、それも違ってきています。
フィードバッグしてもらって次回への改善に活かすならば結構ですが、相手がどう感じるのかなんてわからないのです。
ましてや相手が複数ならなおさらのこと。
「みんな!僕を好きになってください!」
と回りくどく押し付けているのと同じです。
同業者や後輩の方たちはあなたからどんな話が聞けると嬉しいでしょうか。
例えば私なら、その人の考えを聞けると嬉しいです。
なぜ、自分は一般的に言われている通りだと考えるのか?
なぜ、自分はその意見とは違うと考えるのか?
そんな自身の土台がある上で面白い事を言ってくれたり、問題提起をしてくれるのは有り難いくらいです。
そのような土台がなく面白い事を言おうとしても単なる雑談になってしまうのです。
そこに「僕を好きになって!」と言われましてもね…
皆さんいいオッサンですから。
なぜこんな風に感じている40代、50代が多いのか?
ひとつはここまでのキャリアを積み重ねてきたからこそのステージアップ故に。
もうひとつは、自分にそれはそれは厳しいダメ出しをしている故に。
なんか心当たりありませんか?
学校時代、優秀だった人、その後もエリートとして邁進してきた人ほどこの傾向は強いと感じます。
まずは自分の考えている事をひとつずつまとめてみてみませんか。
頑固とは違う、あなたの背骨になりますから。
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
Voice Make Proでは企業研修、婚活向けレッスンをはじめパーソナルレッスンを行っています。
オンラインレッスンも対応しています。
お気軽にお問い合わせください。
Voice Make Proホームページ
https://twitter.com/voicemakepro
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※