インプットとアウトプットで巡らせる
日本人って勉強好きだよね！
以前、知り合いのイタリア人が言いました。
そう、勤勉な国民性なの。
真面目にコツコツと丁寧に勉強するの。
そんな人が多いかもね。
私は褒められたと思い、こんな風に答えた記憶があります。
そうしたら、こんな返しが。
真面目だけど、暗い顔して勉強してる人ばかり見るんだよね。
で、その学んだ事、いつ、どこで使うの？
それって楽しいの？キミも勉強してるの？
イタリア人らしい（と勝手に思っている）疑問だなと思いました。
たしかに、知識や知性は自分の財産です。
自分をより豊かにしてくれます。
ちなみに私は、
コツコツと真面目に丁寧に
「何かあった時のために」の勉強なんかとてもできません。
必要だと感じないとしません。
私にとって勉強とは、
目の前に何か課題があり、
乗り越えたいと思った時の手段のひとつです。
歌やピアノの練習もしかり。
作曲や和声は好きでやっているので、勉強というより趣味ですね。
いわゆる日本人的気質の方は、
いつ使うのかもわからない事を、
もしものために勉強できるのでしょう。
やはり好きなのではないのかと、私は感じます。
私がそのイタリア人の言葉で大切だと感じたのは、「いつアウトプットするのか？」です。
溜め込むだけでは苦しくなる。
出すばかりでは枯渇する。
循環して巡らせて、初めて自分の血肉となるのではないでしょうか。
Voice Make Proのレッスンでは、最初に呼吸の大切さをお話しします。
吸うばかりでも吐くばかりでも、うまく声は出ないのです。
「いつか」のためにたくさん息を吸っておいて、少しずつ吐くなんて節約できないでしょう。
呼吸が巡って、相手とのコミュニケーションにも繋がるのです。
「手放せば欲しいモノや必要なモノが入ってくる」
と聞いたことがありますが、
「手放す」というよりも「巡らす」との方がしっくりくる気がしますね。
巡らせることを意識すると、普段の会話が変わってきますよ。
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